不妊治療に比べて通院のラクさよ...

バセドウ病の病院に通い始めたころ、

最初の数回の医師が、神妙な、気の毒そうな申し訳なさそうな態度だった。

私そんなに大変な状態なのかな?と思ったような。でも現に体調がすごく悪かったから、気になったけど気にしなかった。

しかし、前回くらいから、医師の態度が、なんか軽い。

そして体調が改善してみると、バセドウ病って薬が効いてればそこまで大事になるような病気ではない。

最初の時の医師の態度は何だったんだろう...

 

そして今になってなぜか思い出した。申し訳なさそうな態度の時、

「薬の副作用がないか観察するため、2週間おきに通院していただいて...」

と話していたんだ。

そうだ、あの神妙な態度は、病状とかに対してでなく、きっと、頻繁に病院に来なきゃいけないことに、かかってたんだ!

 

普通は、2週にいっぺん、トータル2時間以上かかる通院をするのは大変だ。

しかし、時には週に何度も通院する不妊治療の経験が豊富な私は、そこに全然思い至らなかったのだ!

 

バセドウ病の通院は、不妊治療と比べて、断然ラクだ。

 

病院に着いたらまず採血して、診察まで1〜2時間待たないといけないけど、

採血はほとんど待たされず、すぐ終わるし。(不妊治療の病院よりウマイし。)

待ち時間は自由で、病院に居なくてもいいし。

診察は苦痛な内診をするわけでもなし、話を聞くだけなので、緊張はあまりない。

 

不妊治療は、不安や緊張でいっぱいで、待ち時間も憂鬱だった。

一方バセドウ病の通院では最近は気楽なもので、「待ってる間、何しよっかな〜?」という感じ。動画を見たり仕事をしたりする。この前は採血のあと病院から出ずに待合に座ってたら、「すみません、診察はまだずっと先なんですけど...」とわざわざ声をかけられた。とっさに、「大丈夫です、やることいっぱいあるんで!」と答えた...🤣

 

待つのに慣れた。

正確には、拘束時間に合わせて仕事を調整したり、待ち時間の準備をすることに、慣れた。

メルカゾール

バセドウ病の治療薬チウラジールがどうやら肝障害を起こしているとわかり、薬をヨウ化カリウムに変えて1週間後(今から2週間前)、病院へ。

 

今度の医師は、前回と違う人。

肝臓の数値は改善してきているからやはりチウラジールが合わなかったのだろうとのこと。

続けて、

ホルモン値が落ち着いているから、リスクはあるが不妊治療を再開したければしてもよいです。

と言われてびっくり。

 

リスクってどんなリスクなんでしょうか。と聞けばよかったのだけど聞かなかったから結局よくわからなかった(!)けど、

ヨウ化カリウムはしばらく飲んでいると効かなくなる人がいる。いったんやめてからまた再開するとまたしばらくは効くことが普通らしい。

ということは不妊治療している間にヨウ化カリウムが効かなくなるかもしれないってことか。私の場合、不妊治療再開しても妊娠まで何か月もかかるかもしれないし、このままヨウ化カリウム飲みながら移植するの不安だなあ。

 

そこで、他の治療にはどういう選択肢があるのか?と聞くと、

放射線治療 →1年間は不妊治療を控えないといけないのでおすすめしない。

 

・手術(甲状腺を取る)→3か月くらいで不妊治療再開できる。けど、甲状腺取っちゃうのはまだ気が進まないなぁ・・・。

 

・メルカゾール →妊娠初期は使えないが、陽性判定が出てからやめれば問題ないだろう。妊娠中にバセドウ病が悪化したらどうなりますか?との質問には、妊娠するとバセドウ病は改善することが多い、と言われた...そうなのかな!それに、ヨウ化カリウムは飲みはじめはよく効くことが多いので、妊娠中に悪化したらヨウ化カリウムを飲めば大丈夫ではないか、と。

 

以上のようなことで、メルカゾールを試すことにしました。

チウラジールの時と同じく、また最初の3か月間は2週間おきに副作用の経過観察に来なきゃいけない。3か月問題なければ不妊治療再開になると思います。

 

メルカゾールを1日1錠と、ヨウ化カリウムも1日おきに1錠、の内容で、翌日から飲み始めました。そして2週間後現在、一昨日病院行ったら、甲状腺ホルモンも肝臓もほぼ正常。

 

とりあえず安心。

バセドウ病の経過と薬変更

1か月以上あいてしまいました。その間のことを書きます。

 

前回のブログでは、2月中旬に、チウラジールの副作用で発熱のうえ、薬疹が始まったと書いた。

その翌日からは、発熱は起きなくなった。それだけでもすごく嬉しかった。薬疹も最初はかゆくて眠れなかったけど、1週間くらい薬を飲み続けていたら、なくなりはしないけれど ひどくはなくなってきた。

バセドウ病本来の症状である疲労感や動悸自体も、かなり良くなっていたし、

2月後半の連休は、3か月前から予定していた旅行に行ってのんびりできた。

熱があったら楽しめなかったと思う...。

 

ところが連休明けに伊藤病院へ行ったら、思わぬことを告げられた。

肝臓の数値がかなり悪化しているため、チウラジールの副作用による肝障害と考えられる、と!

甲状腺ホルモンの数値はほぼ正常範囲で、バセドウ病は抑えられているよう。

 

そもそもバセドウ病の薬としてより一般的なのはメルカゾールという薬だけど、メルカゾールは妊娠初期に飲むことができない。なので、チウラジールという、妊娠中に飲んでも胎児に影響がない薬を飲んできた。これが肝障害の原因だとすると、薬を変えないといけないが...

その日の医師の提案は、ヨウ化カリウム。この薬なら妊娠中も影響がない。

ひとまずチウラジールをヨウ化カリウムに変えて、1週間後に血液検査して、本当に肝障害がチウラジールによる副作用なのかを確認しましょう、と言われた。

ただし、ヨウ化カリウムは効果が持続しない場合があるから、チウラジールをまた使うかもしれない、とも。

??

効果が持続しないヨウ化カリウムを飲んでて、不妊治療はどうするの?と疑問に思ったが、

なんか今議論しても答え出なそうだから聞きませんでした。

 

続く

そして薬疹がはじまる

治療開始2週間目の診察だった火曜日の翌日、水曜は職場に行って短めに仕事したらとても疲れてしまった。早めに帰宅したけど案の定38℃の熱が出て、カロナールを飲み休む。

しかも...背中がチクチクとかゆい。

もしかしてと思って鎖骨あたりを見たら、細かい赤い発疹が出ていた。

お風呂で確認したら胴体と太ももに全体的に出ている。

これはアレだよ、副作用の発疹。

 

あらかじめ、かゆみをともなう発疹が出た時に飲むようにと、抗ヒスタミン薬を処方されていた。ついにこれを飲む時が来た...。毎晩寝る前にレボセチリジンを飲むことになった。

 

チウラジールにウルソに加えて副作用対策にカロナールとレボセチリジンだよ。薬が多くて、病人なんだなぁと凹む。

焦った発熱と治療開始2週間後の診察

この1週間はいろんな副作用や症状が出たり消えたりした。

 

薬飲み始めて13日目の月曜日。調子がいいなと思いながら、午後買い物に行ったスーパーがものすごく寒かった。それはだんだん寒気に変わり、帰宅して測ったら38℃近い発熱で不安に!なんでも、バセドウ病の薬チウラジールの注意事項として、突然の高熱やのどの腫れがあったら無顆粒球症の恐れがある。無顆粒球とは白血球が減って免疫が効かなくなる、危険な副作用。すぐに白血球数を調べる必要がある、と言われていた。でもこの日は祝日だしすでに17時を過ぎていて、近くに開いてる病院がない。

仕方なく一晩様子を見ることにして、その夜はチウラジールを飲まずに寝たら、翌朝の火曜日、熱は下がっていた。

 

少し安心して、その朝はチウラジールをいつも通り服用。午前中は在宅にして、昼頃に家を出て、職場で少し仕事してから伊藤病院へ。

 

受付したらまず採血してその結果が出てから診察となる。採血室に行くとすぐ呼ばれて、ベテランぽいおだやかな女性に当たった。動悸もするし疲れるし、昨日は熱も出るしで落ち込み情緒不安定になってた私を見て、「大丈夫?」と声をかけてくれたら目から水が...。「体調悪いんです」とだけ返事したら「体調悪いの?そうか、だから病院来たんだもんね。」と優しく言われて涙腺が開きっぱなしになったけど、このやりとりに少し癒された。

採血は上手でこれが終わったのが15時。その後血液検査の結果が出るまで最低1時間はかかるというので、病院の外でカフェやら買い物して過ごし、16時半頃にようやく診察。火曜の午後だけど連休明けだからか混んでたようで、診察の医師に謝られた。

 

医師の話: 甲状腺ホルモンの値は依然として高いので、まだ薬を飲み続けるようにとのこと。そして、肝臓の値がよろしくないから肝臓の薬も併用して飲むことになった。甲状腺ホルモンが高いと肝臓に負担がかかるんだそう。

それだけ告げられて終わりそうになったのでいくつか質問してみた。

 

・昨日の夜熱が出たから薬を飲まなかったけど、朝下がったから朝は飲んだ

→この薬で発熱の副作用が起きることは少なくない。解熱剤を処方するので熱が出たら飲んで凌いでください

 

・薬を飲み始めてから動悸や疲労感の症状が酷くなった気がする

甲状腺ホルモン数値がまだかなり高いのに対し、チウラジールはそこまで強い効果でないので、症状が悪化してきて辛く感じたのだと考えられる。薬は3ヶ月くらい経てば効いていることが多い。

 

・肝臓の薬は不妊治療継続中も飲めるのか?

バセドウ病が治ると肝臓も良くなるし、3ヶ月くらいで数値が良くなれば飲まなくて良くなる可能性が高い。

 

つまり、発熱は無顆粒球症ではなく解熱剤飲んでおけばいい程度の副作用。

体調悪化した感じがしたのはバセドウ病の症状で仕方ないから薬を飲み続けて待つしかないようだ。

 

半分しか解決してないけど聞けてかなり安心した。帰る頃にはやっぱりこの日も寒気がしてて絶対熱出てる感じだった。家まで我慢して、測ったらやっぱり38℃。処方された解熱剤(カロナール)を飲み、この日の夕食後からチウラジールに加えて肝臓の薬も飲み始めた。

 

つづく

仕事したり休んだり。

バセドウ病がこんなにつらいとは思ってなかった。

 

不安と動悸と、徹夜明けのような疲労感...

 

でも2日間家で休んでいたので、さすがにと思い、昨日は職場へ行ってきた。

 

朝、いつもは自転車で行く夫が、一緒に駅まで歩いてくれた。

 

遅めに職場に着いて、

予定していた内容の半分はキャンセルして、ゆっくり仕事した。

すぐ動悸がしたり疲れるので、いつもお仕事を助けてくれるAさんの力を借りて、休み休み、何とか終わらせることができた。

昼食はAさんとスタバに行って、奮発(?)してチョコレートケーキとポテチをシェアした。Aさんとランチ食べるの本当に珍しい。

 

Aさん含め、職場の何人かの人には病気のことを打ち明けた。

誰もが、「大変でしょう。」「きっとよくなるから、無理しないで」...と優しい言葉をかけてくれた。

 

いつもより早い時間に出て、駅に着いたら、同じく早めに帰ってきてくれた夫が時間合わせて来てくれた。一緒に家まで歩く。

 

夫が学童にお迎えに行ってる間も家で休ませてもらった。

何とか仕事できて少し充足感。

 

そして今日は、昨日疲れたからまた病欠。少しだけ家で仕事した。

たまたまだけど夫が在宅ワークしていて、ランチは夫が車でお気に入りのおしゃれ中華屋さんに連れて行ってくれた。

動悸で落ち込んでた気分が、おいしくて少し前向きになった。

午後、学生の指導をリモートで。2時間近くかかった。途中、あ、ダメかも...と思うほど急に疲れてきて、でもやめられなかった。終わったらドッと疲れが。

夫に「めちゃくちゃ早口でたくさんしゃべってたね!」と言われた笑

そんなに頑張るはずじゃなかったのに...病気のせいでそういう調節も効かないのかも💦

そのあとほとんどソファで横になってた。

 

夕食作りはいつもは私の仕事だけど夫がかなり手伝ってくれて。

 

家族3人で、フルハウスを見た。喜ぶ娘。

 

職場の友人Bさんに、まだつらいよーとラインしたら、お見舞いの言葉と、おいしそうなスパイスのお店情報を教えてくれた。

 

家族や職場の人の優しさが、ありがたい。

 

 

 

バセドウ病 動悸と不安

バセドウ病の診察を受けて今日で1週間。

 

バセドウ病は症状としては、疲れやすくなったり、動悸がしたり、体が痩せたりするということなのですが。

診断前はこれらにあまり思い至らなかった。

 

でも薬を飲み始めて以来、動悸や疲労感がつらくなって、昨日と今日は仕事を在宅にしてなるべく休んでる。

なんか、治療始めたらかえって悪化しているような気がして心配になった。

 

それと、ここ数ヶ月、気持ちが落ち込むことが多かったのですが

うつなのかなとか思ってたけど、いわゆるこれが当てはまったらうつ病かもっていうネットに転がってる項目チェックしてもいまいちピンと来なくて、なんだろう?と思ってた。

今回バセドウ病の薬飲んだら、こういう気持ちの落ち込みも悪化しました。

ひどい時は、起きてるのに悪夢を見てるような感覚。苦しかったけど、

 

私は気づいた。気分が落ち込む時、ときどき、動悸も激しくなることに。

バセドウ病の症状の説明を探すと、「焦燥感」「不安」というのも、時々最後の方に書いてある。あまり詳しく述べられていないことが多いけど、もっといろいろ調べてみると、不安症状は意外と多そうだということがわかった。

 

( https://www.kuma-h.or.jp/kumapedia/encyclopedia/detail/?id=179

↑神戸市にある病院のサイトから。読んで救われた、といったら大げさかもだけど、納得して少し安心。)

 

そんな時、以前バセドウ病になったことがあるという親戚に、相談してみたら、やはり動悸や不安が、薬を飲み始めてから悪化したんだそう。その方の場合は不眠もあったそう。

それでも、治療始めて数ヶ月で良くなったとのこと。

大変だったんだね😢、良くなってよかった。

 

だから私も、この不安症状も含めて、バセドウ病の治療でよくなるんじゃないかって気持ちが前向きになってきた。

 

今も、仕事したり家事したりしてる時とか、良くも悪くも心が動いたり気持ちが興奮したりすると、鼓動が激しくなる&不安症状がでる。

でも、あ、今不安になってるな、ってことに気づくようになったので、悪夢、ってほどでもなくなってきた。

たぶん、動けば動けるけど疲れやすくなってるために、キャパオーバーになる→すると不安・ネガティブ思考になる、ということなんだと思う。

疲れると熱出たりするみたいに、不安が来る。

 

ちなみに(私は研究職なのですが)、心拍数を下げることで不安とかの症状に対する治療を行うという手法があるらしい。

さらにそれに関連して、去年Nature誌に、米国スタンフォード大ダイセロス研によるネズミを使った研究で、心臓の拍動を人工的に増やすとそれ自体で不安/うつ様の状態になる、ということが報告されてたのを思い出した。

(https://www.nature.com/articles/s41586-023-05748-8

↑Nature誌のリンク)

(https://med.stanford.edu/news/all-news/2023/03/heart-rate-anxiety.html

スタンフォード大による解説記事)

 

まさにそれじゃん!と膝を打ちたい気持ち。

 

人間だから色々あるけど、バセドウ病治したら気持ちの落ち込みも治るといいな。

 

そうなるまで不妊治療は...まだしばらく考えられません😂

 

 

 

バセドウ病 メンタルが...

バセドウ病の診断を受けて昨夜から薬を飲み始めました。

チウラジール 50mg 3錠を、1日2回朝晩。

 

病気のせいなのか薬のせいなのか、今日は精神的にきつい1日だった。

 

やる気がしない。ネガティブ思考。

集中を欠き(物を落っことしたりとか)、めっちゃ眠いし。

 

思い返すと、昨年末から気持ちの落ち込みは始まってた気がする。うつなんじゃないかしら?と思ったり。

バセドウ病では動悸や焦燥感が症状の一つになっているから、もしかしてそのせいだったのかもしれない。焦りからくる不安みたいなのがずーっと続いている感じ。

 

診断がついて、薬も飲み始めたら、今まで何とか抑えてた症状がかえって目立ってきたのかな💦

 

もう不妊治療が遅れる心配どころじゃなく、このメンタルの落ち込みを早く治したい😢

3ヶ月の治療延期...(T-T)

昨日は無理!って思ったけど、

急きょ、今日の午後仕事をキャンセルして、伊藤病院に行ってきました。

 

まず初診の診察。

そのあと採血と、超音波検査を受けた。

超音波は、首から鎖骨にかけて喉を撫でられる。くすぐったいやら、苦しいやら。

 

その後、診察。

 

診断はやはり、バセドウ病でした。

薬を飲んで最低3ヶ月経過観察が必要とのこと。

その間、不妊治療禁止。

 

(その医師は「不妊治療」ではなく「妊活」って言ってた。不妊治療クリニックのことも「産婦人科」って言ってた。まあ婦人科は産婦人科に含まれるし、不妊治療も妊活だけどさ、なんか、不妊治療の必死さが薄れるような。別にいいんだけど...)

 

最低3ヶ月、移植は延期なんだ...。

長いなぁ

がっかり

 

と思いましたね。

 

ちょっとまだ、心が動揺しております。。

 

また更新します。

 

甲状腺の数値異常

移植に向けてエストラーナで内膜も厚くなり始めていたところ。

 

昨日クリニックで、その前の受診日に受けた甲状腺ホルモンの血液検査の結果を聞かされた。

なんと

「3つの数値が全部基準値から逸脱してて、バセドウ病疑いがあるので、移植が可能かどうか、なるべく早く表参道の伊藤病院を受診してきてください」

と言われてしまいました...

 

(伊藤病院とは、表参道にある、甲状腺専門の病院ですね)

 

もう5日後くらいに移植を予定していたのに、え、今から伊藤病院行って、移植ってできるの...?

 

次の不妊治療の通院が4日後で、それだけでも仕事の予定余裕ないのに、それまでに伊藤病院に行けるか...?

 

戸惑った。。。

もう今週期は無理だろーと思った。

 

 

つづく。