満を持して、発せられる、言葉たち

子供の言葉の発達について。

日本を発って3ヶ月を過ぎ、1歳8ヶ月を迎えた子供は、

私たち両親以外に日本語のインプットがないのに、
教えた覚えのないものの名前を日本語で言えるようになり、

以前は歌えなかったし、ここしばらく聞いてないはずの日本の歌を、上手に歌えるようになってきた。

つまり、3ヶ月前、1歳半までに、保育園やいろんな機会に見聞きした言葉を、当時は話せないけど、覚えていて、今やっと覚醒したように、話せるようになったんだね。
あの頃から言葉の意味も理解していたのだろうか?

今は、英語とスペイン語が混在する小規模の保育園に通っている。先生の言っていることがちゃんとわかるのか?何か外国語を覚えたのか?まだしゃべれないから教えてくれない、わからない。

でも、なーんとなく気づいたのは、この子はどうやら、家では日本語を教えて欲しいらしい…?

おうちで親が英語を使うと、「あーない!あーない!」と言いながら首を激しく振る(抗議の合図)。

例えば、絵本に出てくる絵の色を指差しながら、親子で「あか」「あお」「みどり」と言い合うのだけど、

赤を指差して母が
「red」
と言うと、この子は
「ない!ない!」
と言って断固拒否。
母が
「あか」
と言い直すと、この子も
「あか」
と言いながら、満足そうに首をこっくりこっくり縦に振るの。

笑っちゃうのは、今の保育園のおかげで、「みどり」より「green」を先に言えるようになったらしくて、
緑を指差して同じやり取りをすると

母「グリーン」
子供「green(発音うまい)、ない!ない!」
「みどり」
子供「………、ね!(肯定の意)」

というように、「green」の方が言いやすいのに、言えてるのに、あくまで日本語を使用して欲しいらしい。(「みどり」って発音子供にはまだ難しくて、なかなか言えるようにならないなぁ。)

つまり、世界にいろんな言葉があるってことを、この子なりに、わかってきたのかもしれない。確認のために母はときどきゆっくり日本語で説明するようにしてる。
「あのね、言葉には、日本語と、英語と、スペイン語なとがあってね、「あか」は英語で「red」でね…」

問題は、母の英語の発音がauthenticじゃないことね。英語は保育園に任せて私は日本語トレーナーに徹した方がいいかも😅